健常者と比較したダウン症の耳の形の違い
ダウン症の症状は、現在の医療をもっても治すことができない先天性の症状です。
そのためダウン症と診断されて産まれてきた人達は
知的・身体的ハンデを背負って生活をしていかなければなりません。
特にダウン症の人は身体的ハンデが非常に強く
「この人はダウン症だ」
と見ただけで判断されてしまうこともあります。
ではどのような特徴がダウン症の人にはあるのか?
今回は、耳に焦点をあてて説明していきます。
耳が変形している
ダウン症の人は耳に特徴が出やすいと言われています。
特に多いのは耳の形が変形していることです。
耳の形が潰れている、または耳を何かで包んでいるかのように
内側に食い込んでいるものもあります。
耳の形が変形していますと、残念ながら
耳に音が入らなくなり難聴、または耳が完全に聞こえない場合もあります。
そのため他の人と比較して知識の面で遅れてしまったり、
言葉自体お話できないこともあります。
耳の位置が下にずれている
もう1つの特徴として、ダウン症の人は耳の位置が下にずれています。
健常者の場合、目のラインに沿っていきますと
ちょうど耳の中心部、または若干ずれる程度です。
一方、ダウン症の人は、
目のラインに沿っていきましても残念ながら耳の位置が大きく下にずれています。
現在でも、なぜ下の方にずれているかと言う、確固たる原因が判明していません。
言われているのは、細胞分裂の際に染色体異常を起こしたまま細胞分裂を行ったために、
正常なデータ通りに耳の位置が形成されなかったと言われています。
そのため健常者と比較しても耳の位置が下にずれているのです。
耳の形だけで判断するのはやめよう
ダウン症の人の多くは耳の形が大きく変形している場合があります。
先ほど紹介した耳の形が潰れていたり、包まっているような形を形成している事もあります。
だからと言って「あの人ダウン症だ」と言わず、ダウン症だからどう接するかを考えるようにしましょう。
そうすれば、ダウン症の人と対面した際に自身のできる行動が増えるでしょう。