テレビで公表したダウン症の子どもを持つ芸能人
ダウン症の子どもを持つ芸能人の中には、それをテレビで公表した人もいます。
例えば、女優・タレントの奥山佳恵さんや、
元マラソンランナーでタレントの松野明美さんです。
何故、彼女たちは子どもがダウン症であることを
反響の大きいテレビで公表したのでしょうか?
奥山佳恵さんの場合
子どもがダウン症だとテレビで公表した芸能人といえば、
奥山佳恵さんが記憶に新しいですね。
彼女は2013年3月、自身のブログで
次男の美良生くんがダウン症であることを明かしました。
そして2014年10月に、TBSの番組である「私の何がイケないの?SP」に出演し、
子どもがダウン症であることをテレビ初告白しました。
「希望をもらった」といったプラスの意見もあれば、
「見世物にするな」などのマイナスな意見もあり、
視聴者からの反響は大きかったようです。
「自分たちの生活を見ていただくことで、もし悩みや迷いのある人がいたら、少しでも理解につながれば」
(http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/10/06/kiji/K20141006009045890.html)
奥山さんはこういった思いで、
ブログより多くの人が見るテレビでの告白を決意したようです。
松野明美さんの場合
奥山佳恵さんがテレビで子どものダウン症を公表するもっと前に、
同じように子どものダウン症を公表した芸能人がいました。
それが、元マラソンランナーの松野明美さんです。
松野明美さんは2008年に、次男の健太郎くんがダウン症であることをテレビ番組で告白しました。
松野明美さんは最初、自分の子どもがダウン症だということを、
世間から隠さなければならないと思っていたようです。
教えたことが出来なかったり、
子どもの成長が遅かったりすることをなかなか受け止められず、
悩んでしまった時期もあったと公式サイトには書かれています。
しかし専門家の人たちとの出会いで、
健太郎くん自身にも変化が現れ、松野明美さん自身も考えを改めることが出来ました。
競争で勝つことしか頭になかった私に健太郎は、
「自分のペースで走ることが一番大切」
であることを教えてくれたのです。
(http://www.matsunoakemi.net/)
テレビでの出演に踏み切ったのは、
その事を多くの人に伝えたかったからではないでしょうか。
現在は前向きに講演会なども行っているようです。
二人とも、芸能人という影響力の大きい立場であるからこそ、
ダウン症に対する誤解や偏見で苦しんでいる人たちのために
自分にできることがあると考えたのかもしれませんね。
勇気を出した素晴らしい行動だと思います。