ダウン症の原因は卵子にあり?本当か嘘か?
「これから赤ちゃんを作るぞ!」
と言う様に夫婦揃って妊活に励まれている人も多いでしょう。
しかし産まれてくる赤ちゃんにとって、できれば避けたいのが「ダウン症」です。
実はダウン症の原因の1つとして「卵子」にある事を知っていましたか?
「本当なの?」「嘘でしょ?」と言われる人も多いと感じますので、
なぜ原因とされているのか見ていきましょう。
卵子の老化がダウン症の原因
まず紹介するのは「卵子の老化」です。
これは35~40歳のように高齢出産の人に多い症状と言えます。
人間ですので歳を追うごとに体全体が老化へ進んでいきます。
もちろん卵子も同様に老化へ進んでいきます。
すると、卵子を生成する段階で活発な細胞分裂を行われず
「未完成」「不完全」な卵子を提供してしまうのです。
その多くは染色体異常を抱えた卵子ですので、
精子と受精してもその情報を維持したままになるのです。
葉酸不足による卵子の不完全化
もう1つの原因は「葉酸不足」です。
これは高齢出産関係なく20代の若い女性にも生じる事です。
葉酸はもともと、体内に入ると大きく分けて2つの行動を行います。
1つ目は細胞分裂時に正確なDNA情報を伝達して、
染色体異常を引き起こさないようにする事です。
2つ目はビタミンB12と結合して
造血幹細胞から正常な赤血球を生み出すことです。
正常な細胞分裂を行うには葉酸が必要ですし、
細胞分裂のエネルギーとなる栄養や酸素を供給する赤血球も葉酸が必要となります。
もし葉酸が足りていませんと、
細胞分裂時に間違ったDNA情報を伝達して染色体異常を起こした卵子を生成する。
または、細胞分裂時に必要な栄養や酸素が供給されず
不完全なまま卵子ができあがってしまうのです。
そのため葉酸が不足しますと高齢や若い人関係なく発生するのです。
葉酸を摂取して健康な卵子を!
ダウン症の原因として胎内の細胞分裂もダウン症の原因ですが、
その前の卵子も同様に引き起こす原因になります。
今からできることとして、葉酸の摂取があります。
サプリなどで気軽に摂取できますので、
不安の人は必ず医師との相談の元活用してみましょう。