ダウン症の人は顔になぜ特徴が出てしまうのか?
ダウン症の人の多くは、健常者と比べると特徴的な顔立ちになります。
ダウン症が軽度であれば、
大人になるにつれて筋肉量が増える、または骨格がはっきりしますので
健常者と同じような顔立ちになってきます。
しかし重度のダウン症の人は大人になっても変わりません。
とは言え皆さんの中には
「ダウン症の人の特徴的な顔立ちは分からない」
と言う人もいると思いますので、
どのような顔立ちなのか?
そしてなぜ特徴的な顔立ちになるのか?
1つ1つ紹介していきます。
ダウン症の顔に現れる3つの特徴
ダウン症の人にはどのような特徴が顔に出るのでしょうか?
それでは3つに分けて説明していきます。
「それなら私の友人にもいるよ」
のように言われる人もいますが、目の間隔は皆さんが考えているよりも離れています。
人によっては目の成長が遅れてしまい、
目自体が小さくなっているために間隔が離れている人もいます。
健常者ですと目や鼻、口と様々な部分が凸凹していますので、平面的な顔ではありません。
しかしダウン症の人は鼻が潰れていたり、
口の筋肉量が少ないために開きっぱなしになり、より平面的になっています。
これは赤ちゃんの時でも判断できるため、
病院によっては検査を勧められる場合もあります。
これは目の成長が遅れてしまい、釣りあがった目つきになるのです。
そのため一部のダウン症の人は視覚がぼやけてしまったり、
色彩感覚が無い人も出ています。
以上がダウン症の人が持つ顔の特徴です。
顔の特徴は染色体異常が原因で発生します
顔の特徴が上記のようになるのは、
赤ちゃんが成長する際に細胞分裂が上手にできなかったのが原因とされています。
詳しく説明しますと、細胞が分裂する際には
元の細胞にあるDNA情報が詰まった染色体も一緒に分裂します。
しかし、上手に伝達できないと異常を起こしてダウン症へと発展します。
結果として顔を作り出すはずの細胞が
間違ったDNA情報のもと作り出したため特徴的な顔立ちになるのです。
ダウン症の人の多くは上記で紹介したような特徴的な顔立ちです。
とは言え、軽度の場合は上記の特徴は出ず、
一般の人と変わらず生活を送っている場合もあります。
もしかしたら皆さんの身近にいるかもしれませんね。
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