ダウン症の人の顔はいつから特徴が出てくる?
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等で、ダウン症の人を見たことがある方も多いと思います。
多くのダウン症の人は顔に特徴が出やすく、
軽度でない限り同じような顔立ちになります。
そんなダウン症ですが、成長するにしたがって出るのではなく、
産まれた瞬間に判断できるのを知っていましたか?
「そんな訳無い!」と言う人もいると思いますので、
今回、顔の特徴が判断できる時期について紹介します。
ダウン症の人は出産直後で判断できるって本当?
ダウン症の特徴はいつから出ると言うものではなく、出産直後で判断できる場合があります。
理由として、それだけ顔にダウン症特有の特徴が出やすいからです!
- 異様に間隔が開いている
- 目が釣り上がっている
- 目のひだが多く細い目または見えていない
顔の特徴
凹凸が無く平面的な顔。
健康な赤ちゃんですと出産直後であっても、
目や鼻に凹凸があり、口元も少ないですが唇があります。
ダウン症の子の多くは鼻が潰れてしまい気道が確保できていない、
そして口の筋肉が少ないために、開きっぱなしで余計に平面的に見えます。
そのため医師も上記の特徴を出産直後に判断して
「もしかしたら…」と感じるのです。
とは言え、重度のダウン症の場合は合併症を抱えていますので、
合併症だけでも判断される場合もあります。
胎内に赤ちゃんがいる時でもダウン症かどうか判断できるの?
現在のエコー検査は「4D」になっていますので、
鮮明に赤ちゃんの顔や体を写しだす事ができます。
ですので顔を写しだし、ダウン症かどうかをある程度は判断できるのです。
私達でも分かる部分は、目の部分だと思います。
目が成長しきれず小さい目になっている、
または目が形成できていない場合があります。
顔全体に関しては私達では判断しにくいでしょう。
もしかしたらまだ成長しきれていない場合もありますので、顔全体は医師が判断します。
もしも4Dエコーを試した事が無いと言った人は是非とも試してみましょう。
検査技術の向上によって中絶は2倍に
エコー検査の技術が日々進歩しているため、
母親のお腹の中にいる時でも判断できるのが、良いのか悪いのかは難しいところです。
と言うのも朝日新聞の調査では、検査の進歩により、1995~1999年と比較して、
ダウン症を含む先天性の症状を抱えた赤ちゃんを中絶する人が約2倍に増えているのです。
確かに検査でダウン症かどうかを判別することはできますが、
その検査によって中絶する回数が増えています。
家庭の事情もあると思いますので深くは言えませんが複雑な気持ちです。
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