ダウン症検査はいつからできますか?
赤ちゃんを授かっても、もしもダウン症だったら…
そのように考える人はほとんどいないでしょう。
ですが、あらかじめ心の予防線を張っておかないと、
実際にダウン症と判明した時のショックが大きいのが現実です。
そうならないために、医師と相談しながらダウン症の検査をする事が大切です。
ではダウン症の検査ができるのは具体的にはいつからになるのでしょうか。
妊娠中から検査可能
ダウン症の検査はいつからできるのかというと、妊娠中からできます。
妊娠中、エコーで異常が見つかり、ダウン症の検査をしたほうがいい、
母親の年齢からダウン症の検査をしてみてはどうかという場合、
11週から血液検査による、いわゆる出生前診断が可能です。
出生前診断では、母親の血液を採取することで、
胎児がダウン症である可能性を判断します。
陽性と出た場合、そこで妊娠を継続するかどうかの判断をすることもできますが、
より詳しい、確実な結果を求めるには羊水検査があります。
羊水検査は母親のお腹に針を刺し、
羊水を採取して胎児の染色体を見る検査になります。
この検査では100%ダウン症かどうかが判明しますので、
2つの検査を受けることでより確実な結果が得られるのです。
ダウン症検査の問題点
ダウン症検査は昔から行われてきたものですが、費用がかさばるのが問題です。
保険が適用されませんので、出生前診断で20万円、羊水検査で8~15万円かかります。
非常に大きな負担を強いられることになりますから、
どちらか一方しか検査を受けないという妊婦も多いのです。
エコー検査で異常が見つかり、子供がダウン症の可能性がある場合、
検査を受けるかどうかは親御さん次第ですが、
もしも中絶という道を選ぶ場合、中絶ができるのは22週までですから、
これも非常に大きな問題となっているのです。