ダウン症の兆候はエコーで分かるの?心臓にまつわるポイント
先天性の症状として、皆さんも知っている「ダウン症」と言う症状がありますよね?
ダウン症は現在、
- 血液検査
- 羊水検査
- 赤ちゃんからの血液採取によるDNA検査
によって判断できるようになっています。
しかし現在ではもっと手軽に、エコー検査でも
ダウン症の兆候と思わしき部分、特に心臓を確認するだけで
100%ではありませんが判断できるようになっています。
エコー検査で心臓を見るポイントその1
エコー検査では顔や四肢まで見ることができます。
現在では機械が進歩していますので
「4Dエコー」で顔や体まではっきりと見えるようになりました。
もちろん心臓も同様です。
まず確認するポイントは「心臓の形」です。
心臓が奇形になっている
心臓の壁が薄い
といった場合、
心臓に何らかの疾患があると共に、
もしかしたらダウン症の可能性があると判断するのです。
と言うのも、多くのダウン症の子は、
心臓に何らかの疾患を抱えて産まれてきています。
マラソンランナーと活躍された「松野明美」さんのお子さんも同じように、
心臓に疾患を抱えて産まれています。
エコー検査で心臓を見るポイントその2
次に見るポイントは「心臓音」です。
心臓音の場合、心拍数が異様に高い場合に判断されます。
これは心臓が上手に作動できておらず、
安定して酸素の供給を行えていない状態です。
先ほど同様に、この段階でダウン症かどうかを判断される場合があります。
悲しい事に心臓に何らかの疾患、
もしくはその兆候があり検査の結果「ダウン症」と判断されると
中絶する人が多くなります。
朝日新聞の調査では1995~1999年と現在を比較しますと、
上記の判断で中絶する人は約2倍に増えているようです。
陽性の場合、家族でしっかり話し合いを
エコー検査は進歩していますので、
顔や四肢だけでなく心臓もはっきりと分かるようになっています。
しかし、そのエコー検査によって、先ほども紹介したように
中絶数が増加しているのも事実です。
とは言え各家庭の事情もあると思いますので、
お腹の赤ちゃんがもしも上記のように疾患を抱えているようでしたら
安易に判断せずに皆で納得がいくまで話し合うようにしましょう。
【合わせて読みたい】