ダウン症のエコー検査はいつから受診した方が良いの?判断しやすい時期とは
妊婦さんが持っている「母子手帳」や
厚生労働省のホームページで何度も紹介されている症状があります。
それは「ダウン症」と呼ばれる先天性の症状です。
ダウン症を患って産まれてきた赤ちゃんは、
身体的・知的ハンデを背負って生きていかなければいけません。
そのダウン症ですが、現在血液検査や羊水検査の他にエコー検査でも
100%ではありませんが、ダウン症を判断できるようになりました。
ではいつエコー検査を受診すれば良いのでしょうか?
ダウン症を判断するには妊娠してから約3ヶ月がお勧めです!
ダウン症かどうかを判断するには妊娠約3ヶ月頃がお勧めです。
その理由としては、
妊娠初期が終了し、赤ちゃんの体つきがはっきりしている時期だからです。
妊娠初期の1~2ヶ月は赤ちゃんは、
胎内で目まぐるしいスピードで細胞分裂を繰り返していたため
例え頭部や四肢が分かっても成長段階ですので判断するのが極めて困難です。
しかし約3ヶ月を過ぎた辺りから成長スピードが緩やかになり、
顔立ちや四肢が分かるようになってきます。
妊娠安定期と言われている5ヶ月に突入すると、
ほぼ顔立ちがはっきりするでしょう。
そのためダウン症をエコー検査で判断するには、
妊娠してから約3ヶ月頃がお勧めです。
ダウン症の判断基準
ダウン症をエコー検査で調べるとしたら
- 頭部
- 首
- 心臓
で判断するのが一般的です。
頭部の場合
と言った部分を確認していきます。
首の場合は「コブ」の厚さで判断されます。
もし首の後ろにコブがあり、厚さが3mmを超えますと
もしかしたらダウン症の確立が高まります。
最後に「心臓」です。
心臓は
のように形や音で判断します。
上記の項目の他にも、四肢で判断することもありますが、あまりお勧めはできません。
と言うのもエコー画像によっては四肢が短く見えたり、
ぼやけて指が良く見えないと言う場合があるからです。
そのため上記のポイントで判断するのが一般的です。
エコー検査は母子ともに安定した時期に
ダウン症のエコー検査は、母親も赤ちゃんも安定した時期に行うのが良いでしょう。
妊娠初期では赤ちゃんの状態が良く分からないだけでなく、
母親もつわりや貧血で苦しい時期です。
お互いに安定した時期で良いので
赤ちゃんの検査を行う時、一緒にダウン症かどうかも見てもらいましょう。