【ダウン症】エコー検査でわかる目の特徴
赤ちゃんが健康かどうかを判断するためにエコー検査を活用されていますか?
エコー検査では
- 赤ちゃんがどこにいるか?
- 赤ちゃんの状態はどうか?
等を確認されます。
現在ではエコー検査も「ダウン症」を判断する時に活用されています。
特に頭部に特徴が出やすいため、
4Dエコー導入している病院では見ただけで分かる医師もいます。
では頭部の中の「目」も同じく判断材料になるのでしょうか?
そこで今回、目でダウン症を判断できるかどうかを紹介していきます。
ダウン症の赤ちゃんは特徴的な目をしています
ダウン症の赤ちゃんは、他の赤ちゃんと比較すると特徴的な目をしています。
まず「目尻が釣りあがった目」になっています。
釣りあがった目は遺伝の場合もありますが、ダウン症の症状の1つでもあります。
次に内眼角の部分を覆うようにひだ状のものがあります。
もともと内眼角は異物が目の中に混入するのを防ぐために、涙を供給する場所です。
そのため、近くには涙点があります。
ですが、ダウン症の赤ちゃんですと
内眼角部分がひだがある、または覆われており内眼角が見えない子も出てきます。
以上のように、ダウン症児は特徴的な目をしています。
眼裂の成長不足で発生する合併症
ダウン症の赤ちゃんの特徴としてもう1つ、眼裂の成長不足があります。
この眼裂は健康な赤ちゃんであれば、
妊娠4~5週目で目の構造を作るために完全に閉鎖します。
そうする事によって時期に皆さんが見慣れている目になっていくのです。
しかしダウン症の赤ちゃんは眼裂の成長不足があります。
成長不足になりますと目の構造が不完全になり、
目が著しく小さくなる事があります。
また上方の視野が欠損する「先天性無虹彩症」や
外からの情報不足で視野の真ん中、もしくは下部が黒くなる
「視神経欠損」を引き起こす可能性があります。
そのため例え目が形成されていても、
もしかしたら合併症を引き起こしている可能性があります。
とは言え、この合併症に付いてはエコー検査で判断しにくいです。
分かるとすれば目が著しく小さいことだけでしょう。
エコーだけでは確実とは言い切れない
いかがでしたでしょうか?
ダウン症の赤ちゃんは目にも特徴が出やすく、エコー画像でも判断できる場合があります。
けれど確実にダウン症とは言い切れません。
もしかしたら遺伝の可能性もありますし、もともとの目かもしれません。
もしも不安を感じるようでしたら、確実性の高い検査はありますので、受けてみるのをおすすめします。
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