不妊治療でダウン症の確率が上がるって本当?
不妊治療をして子どもを授かった場合、
ダウン症の確率が上がるという噂があります。
不妊治療をしてやっと子どもを授かった時は、本当に嬉しいことでしょう。
そんな感情に水を差すこの噂は、果たして事実なのでしょうか?
噂の真偽について解説します。
不妊治療とダウン症の因果関係
不妊治療をして子どもを授かると、子どもがダウン症になる確率が上がる。
はっきり言って、そんな医学的根拠はありません。
ダウン症の原因は
染色体異常であること以外よく分かっていないので、
「○○をしたからダウン症児が産まれる」
という噂は、ほとんどが根拠のないデマでしょう。
不妊治療のせいでダウン症児が産まれるという噂は、
おそらくですが、
不妊治療をする人の年齢が高いことが原因かもしれません。
高齢出産や不妊治療に関する噂
確かに高齢になればなるほど、ダウン症児が産まれる確率は上がります。
しかし、
「不妊治療をすれば絶対にダウン症児が産まれる」
や、
「高齢出産の場合は絶対にダウン症児が産まれる」
という考えは誤りです。
インターネット上では、上記のことが
まことしやかに囁かれていることもあるかもしれません。
しかし、インターネットでは
間違った情報や悪意のある情報も溢れています。
もし、検査をした結果産まれてくる子どもがダウン症かもしれない、
またはダウン症の子どもが産まれてきた場合、
インターネットだけで調べた気にはならないでください。
きちんと医学書を読んだり、せめて医師に尋ねたりするなど、
正しい知識を身につけられるように努力すべきではないでしょうか。
不妊治療の結果、やっと子どもを授かることができたのに、
「不妊治療をして産まれる子はダウン症になる」
なんて噂が広まっていたら、良い気分にはなりませんよね。
例えインターネット上であっても、
「自分の発言で誰かが不快になるかもしれない」
という意識は、常に持っておくべきかもしれませんね。
何気ない発言が人を傷つけることもあるわけですから、
自分の発言に責任を持つのは大切だと思います。
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